飛び出せ学校

大分市野津原小4年生 七瀬川の豊かさ実感飛び出せ学校のバックナンバー

渡辺美加記者から取材の仕方や記事の書き方について話を聞いた(2019年5月20日)
七瀬川でアカザなど水辺の生物を観察する児童ら(2019年9月20日)

 「七瀬川についてもっと深く知りたい」―。大分市野津原小4年生の新聞作りは校舎の近くを流れる川への好奇心から始まった。「どんな生き物がいるかなあ」「どれくらいの長さなんだろう」。浮かんできた疑問を整理し、取材に取り掛かった。

 最初は川を生かしたまちづくりに取り組む2人にインタビュー。花火大会やホタルの観賞会が始まった経緯、イベントを続けていく苦労について積極的に質問した。

 9月の観察会では実際に七瀬川へ飛び込んだ。アユやドンコ、ウナギ、ナマズなどたくさんの魚類が生息していることを確認。「本当に豊かな川なんだ」と実感した。

 苦労したのは原稿の執筆。慣れない記事の書き方に四苦八苦しながら、読みやすい文章を仕上げた。見出しもみんなで相談して考案。イラストは野津原の自然の美しさが伝わるよう色鮮やかに描いた。

 「取材する中、地域で開催するイベントの裏には多くの住民の努力があることを学べた」と担任の広瀬恵理教諭。児童らは「記事を何度も書き直したけど、OKが出たときはうれしかった。新聞を読み、野津原のよいところを知ってほしい」と笑顔を見せた。

 制作に先立ち、取材の方法は渡辺美加記者(38)=大分合同新聞社報道部=がアドバイス。見出しの付け方やレイアウトの基本は伊東勇一記者(36)=同整理・校閲部=が指導した。


新聞作りの様子(動画)

子供たちが作った紙面

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