飛び出せ学校

佐伯市八幡小5年 「西幡」の魅力、掘り下げ飛び出せ学校のバックナンバー

渋谷記者と一緒に新聞づくりについて勉強する児童たち
「どんな見出しにしようかな」と考える児童たち

歴史や行事など知る

 佐伯湾や緑豊かな山々に囲まれた佐伯市八幡小学校。2015年4月に旧八幡小、西上浦小が統合し、現在の八幡小が誕生した。八幡地区、西上浦地区の児童が通っている。両方の地区を合わせて通称「西幡(にしはた)地区」と呼んでいる。

 「八幡や西上浦のこと、どんなことを知っていますか」佐伯史談会の染矢寛二さん(60)が子どもたちに呼び掛けた。各地区の歴史に加え、佐伯市のことを学ぶ出前授業を受け、自分たちの住む地区には知らないことがあると分かった。

 大分合同新聞社佐伯支社の渋谷優子記者(38)から取材の仕方を教わり、各地区の歴史や行事に詳しい人に話を聞くため、学校を飛び出し、取材に出掛けた。

 まず向かったのは八幡地区。染矢さんに説明を受け、約1200年前の平安時代に建てられたといわれている大宮八幡神社へ。同社に伝わる「代後の八幡石」「五丁の市」の話も聞いた。

 西上浦地区では、区長会長の浅利耕司さん(69)らに取材。地区を見守る標高639メートルの彦岳、毎週日曜日に地域の住民が野菜や団子、パンなどを持ち寄って開く朝市のことを知った。昨年から栽培している青パパイヤについても調べた。

 大分合同新聞社整理・校閲部の平尾将俊記者(34)から、分かりやすい見出しの付け方やレイアウトの基本を教わり、取材した内容を記事に。見出しの背景をカラフルにして、イラストを添え、自分たちの自慢の「西幡地区」を紹介する紙面が完成した。

新聞作りの様子(動画)

子どもたちが作った紙面

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