飛び出せ学校

15年で150校登場飛び出せ学校のバックナンバー

 県内の小学生が地域に飛び出し、古里の歴史や文化、産業などを取材して新聞を作る本紙夕刊教育企画「飛び出せ学校」の参加校が、2003年5月のスタートから15年間で150校を超えました。取り組んだ児童は3576人。子どもたちはこの企画を通じて地域について学び、見直し、魅力を紙面で広くアピールするとともに、地域の人たちとの絆を深めてきました。

 「飛び出せ学校」の掲載が始まったのは03年5月26日付夕刊です。1校目は、地域に伝わる名物行事「万弘寺の市」をテーマにした大分市坂ノ市小学校でした。この日からちょうど15年目になる今年5月26日付の紙面に掲載された臼杵南小学校で150校になりました。

 新聞作りは、本紙記者が教室を訪れ、取材の仕方や記事の書き方について話す「導入授業」でスタートします。その後、地域に飛び出して、校区の歴史に詳しいお年寄りや農林漁業、商工業などに携わる地元の人たちを取材します。本紙の整理記者から見出しやレイアウトについて学ぶ「レイアウト授業」を経て、イラストや写真を織り交ぜながら紙面を作ります。

 取材をきっかけに子どもが伝統行事に参加するなど、地域に積極的に関わりを持とうとする姿が多く見られ、地域に活力も生まれています。

 新聞作りの経験を通じて子どもたちの「聞く力」「話す力」や「書く力」がアップしています。サポートする本紙の記者たちにとっても楽しく貴重な体験になっています。

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