飛び出せ学校

大分市長浜小6年 魅力ある街並み、文化飛び出せ学校のバックナンバー

山田志朗記者から記事の書き方を教わる長浜小の児童
多くの人に読んでもらおうと分かりやすく目を引く見出しを考えた

 古くからの街並みや文化が残る地域にある大分市長浜小学校。6年生38人は1学期に長浜地区をPRするパンフレットを作った。もっと多くの人に地域のことを知ってもらおうと新聞作りに挑戦した。

 「皆さんの地区には魅力的な場所がたくさんあり、歴史もある。何を売り込めば多くの人が来てくれるかな」。大分合同新聞社報道部の山田志朗記者(46)が問い掛けると、「市内で一番早く夏祭りがある長浜神社」「おいしいパン屋さん」などの意見が次々に上がった。

 児童で話し合い、長浜神社の夏祭りで販売する「おみか餅」、大分のまちの礎を築いた大友宗麟、歴史のある商店街「塩九升(しょくじょう)通り」をテーマに決定。取材の仕方や記事の書き方、写真の撮り方を教わった後、それぞれの分担を決め、誰に話を聞くかなどを自ら考え、学校を飛び出した。

 大友宗麟については市教委文化財課の長直信さん(39)らに取材。宗麟の時代に南蛮貿易でもたらされた陶磁器などが学校付近から出土していることや当時の町割りが現在まで続いていることを知った。

 空襲で大きな被害を受けなかった塩九升通りは戦後すぐにとてもにぎわったこと、おみか餅は病気治癒の祈願をした「おみか」という女性に由来することなどを、地元の歴史に詳しい野田麗花園の野田浩一さん(64)や長浜神社の野田俊朗宮司(61)らから教わり、一段と郷土愛を深めた。

 大分合同新聞社整理・校閲部の伊東勇一記者(35)から見出しの付け方やレイアウトの方法を学び、手描きイラストを添え、温かみのある紙面に仕上げた。

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