飛び出せ学校

豊後高田市三浦小4、5、6年 古里の自慢、伝えたい飛び出せ学校のバックナンバー

佐藤章史記者から取材の仕方や記事の書き方を学ぶ三浦小の児童たち
「人に語り掛けるような見出しを考えよう」とグループで話し合った

自然の恵み、歴史 取材

 豊後高田市三浦小学校のある三浦校区は、海と山に囲まれた豊かな自然環境の中にある。小規模校の特長を生かし、子どもたちは伸び伸びと学校生活を送っている。今回は4、5、6年生計10人が新聞作りに挑戦した。

 「三浦校区の自慢は何ですか」と大分合同新聞社豊後高田支局の佐藤章史記者(33)が問い掛けると、児童たちからはさまざまな古里自慢が飛び出した。その中から地元で盛んなシイタケ栽培と学校近くにある堅来八幡社について調べることに決定。取材の仕方や記事の書き方を授業で学び、「三浦校区の魅力を多くの人々に分かりやすく伝える」を合言葉に取材に出掛けていった。

 まずは地元でシイタケの原木栽培をしている小野俊久さん(70)にインタビュー。原木となるクヌギの再生と水の循環によって、豊かな生態系が維持されていることを知り、全国品評会での優勝を目指す小野さんの夢に感銘を受けた。

 堅来八幡社は平安時代に創建されたと伝わる歴史ある神社。10月の秋祭りでは子どもたちがみこしを担いで参加するなどなじみ深い場所だ。神主の榎本淳一さん(65)からは神社の由来や普段の仕事について聞き取り、地域の人と一緒になって大切な神社を守り続けていることが分かった。

 取材を終えると、大分合同新聞社整理部の小松和茂記者(34)から見出しの付け方や見やすい紙面レイアウトの方法を教わった。三浦校区の魅力とイラストがふんだんに詰まったカラフルな紙面が出来上がった。

新聞作りの様子(動画)

子どもたちが作った紙面

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