飛び出せ学校

中津市大幡小5年1組 魅力ある場所伝えたい飛び出せ学校のバックナンバー

吉田記者に取材の仕方や記事の書き方を教わる児童たち
分かりやすく目を引く見出しをグループごとに考えた

人気の理由を探る

 沖代平野から緩やかに上った高台に位置し、中津市内一の児童数を誇る大幡小学校。近くには、宇佐神宮の祖宮といわれる歴史の古い薦(こも)神社や桜並木が美しい大貞公園などがある。5年1組の41人が、地域を代表する名所や名物について調べ、その魅力を多くの人に知ってもらおうと新聞作りに取り組んだ。

 「きちんとメモを取ろう」「取材先の人には、あいさつとお礼をしっかりしよう」。大分合同新聞社中津支社の吉田美佳記者(36)から取材の仕方や記事の書き方を学んだ児童は、まず大幡郷土史の会の秋吉秀康さん(75)らから薦神社の歴史について聞き取り。その後、3班に分かれて取材に飛び出した。

 学校の向かいにある薦神社では、宮司の池永孝生さん(70)から言い伝えや、同校の6年生が毎年出品している菊花展などの年間行事について取材。身近な場所にあった伝説に思いをはせた。

 ダイハツ九州アリーナでは、施設の概要や周辺の開発計画について坪根修平さん(25)と和才幸治さん(59)に取材。普段利用している場所が、なぜ、何のために造られたのかを知った。市内で唐揚げ店を営む同校卒業生の森山浩二さん(59)から「中津からあげ」の定義についても学び、人気の理由を探った。

 取材を終えた児童は、大分合同新聞社整理部の佐藤晋記者(36)から見出しの付け方や記事のレイアウトを学んだ。みんなで相談して決めた主見出しは「中津の名所・名物大幡校区に大集合」。地域の魅力と関わる人たちの思い、児童の期待が伝わる紙面が出来上がった。



新聞作りの様子(動画)

子どもたちが作った紙面

このページの先頭に戻る