飛び出せ学校

大分市神崎小4、5、6年 地域の魅力、全力取材飛び出せ学校のバックナンバー

宗岡記者に記事の書き方を教わる児童
記事に合ったイラストはどれ?どんな紙面にするか話し合った

豊かな自然、観光資源

 田ノ浦の海と高崎山に囲まれ、自然と観光資源が豊かな大分市神崎小学校区。地域の魅力とそれを守り育てる地域の人たちのことを伝えようと、同校の4~6年生21人が新聞作りに取り組んだ。

 「多くの人に伝えたい、地域の魅力は?」と宗岡博之記者(43)=大分合同新聞社GODOジュニア編集部=が問い掛けると「ビワ」「高崎山」「扇踊り」など、次々と児童の手が挙がった。取材の仕方や写真の撮り方、記事の書き方などを同記者から学んだ後、校区の各地へと取材に飛び出した。

 児童が例年、体験学習で袋掛けや収穫をする田ノ浦地区の特産品、ビワ。おいしさの秘密とそれを支える数々の栽培作業、生産者の努力と心配りについて、JAおおいた大分市枇杷(びわ)部会の阿部敏成さん(61)から話を聞いた。

 サルで有名な高崎山がなぜサルの名所になったのかや群れの盛衰、サルに携わる仕事のやりがい、大変さについて、高崎山自然動物園の“楽猿(らくえん)”案内担当者、江川順子さん(42)に取材。高崎山への親しみを深めた。

 江戸時代から続く「扇踊り」について保存会の羽田野直子会長(73)から教えてもらい、自分たちも運動会で踊っている踊りのルーツを知り、歴史や伝統を受け継ぐ大切さを学んだ。

 児童は取材の成果を原稿にまとめ、大分合同新聞社整理部の佐藤一郎部長(49)から見出しの付け方、レイアウトの仕方を学んだ。みんなで考えたメインの見出しは「自然豊かな田ノ浦の里」。地域の魅力を分かりやすく紹介した紙面が完成した。

新聞作りの様子(動画)

子どもたちが作った紙面

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