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新聞コンクール奨励賞(中)倉方葵梨さん 中津市今津中3年一般記事バックナンバー

 保健体育の夏休みの課題として取り組んだ。課せられたテーマは「国際スポーツ」。選んだ記事は「パリ五輪開幕 『平和の祭典』厳戒」(読売新聞2024年7月28日付)。
 「なぜ『平和の祭典』と呼ばれているのだろう」と疑問に思ったから。新聞を読んで理解は進んだが、インターネットを使って調べることで補足した。難民選手団など、今まで知らなかったオリンピックの側面が分かったという。
 記事を読んで自分の考えを書く項目は「うまくできた」が、その後の展開には自信がなかった。意見を聞いた相手は母親、弟、祖父の3人。「いろんな世代に聞けば違った意見がもらえそうだったから」。狙っていたわけではないので、受賞には驚く。本を読むのは好きだが、言葉にするのは苦手。「語彙(ごい)があまりないので、作文は得意な方ではない」とはにかむ。
 夕方のテレビニュースで情報を得る。分からないことがあれば親に聞いて理解を深める。好きなジャンルは政治。授業で習ってから興味が出た。日本の政治の激しい動きに関心は高い。世界的なニュースにも興味はあるが、最近は紛争や戦争ばかりで少し寂しい。
 新聞は興味あるときだけぱらぱら開く程度だが、迫力ある見出しに引かれて読むこともある。「新聞は取った方がいいかなと思う。自分の目で読むことが大事かな。テレビで聞くより、文字をじっくり読んだ方が理解できる。地域のことが詳しく載っているから、自分の住んでいる地域について知ることができていい」という。今回ネットで調べて感じたのは「新聞は正しい情報が載っているから、読んでいた方がいいかな」。これからもニュースを取るツールとして付き合いを続けていくつもりだ。

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