中津の東中津中で、切り抜き新聞作り
中津市是則の東中津中で6日、全校生徒(248人)が学年ごとに切り抜き新聞作りをした。NIEの一環として、初めて取り組んだ。
3年生(3クラス)は3~4限で製作。事前の準備学習で一人一人に配られ、読み込んでいた大分合同新聞から各自で設定したテーマに沿った記事を切り抜き、オリジナル紙面を完成させた。
テーマは、スポーツや金融、災害、交流サイト(SNS)被害などさまざま。人の顔写真を並べて貼ったアート作品のような紙面や、記事のイメージに合う字体をタブレット端末で調べて見出しを付けたものもあった。
久恒春陽さん(15)は県内外で新たにオープンする施設や、1万円札の肖像画が中津ゆかりの福沢諭吉から渋沢栄一に変わった新紙幣発行などの記事を読んで社会の変化に着目。「変化新聞」を作り上げ、「いろんなことを知ることができ楽しかった」と話した。
日本新聞協会認定NIEアドバイザーで今春、着任した田辺玲子校長が取り組みを提唱。市内全中学校の統一学校公開日に合わせて実施し、保護者らが参観した。