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図書館に新聞記事掲示 別府市中部中貸し出し実績伸びる一般記事バックナンバー

新聞を活用した図書館運営に取り組む別府中部中。廊下には展示物が並ぶ

 別府市中部中(佐藤裕一校長、457人)は図書館の利用を促進するために新聞を活用している。生徒の関心の高そうな記事を図書館前に掲示するなど工夫することで、貸し出し実績が伸びている。
 同中は教育現場で新聞を活用する「NIE(教育に新聞を)」実践校に指定され、昨年度から活動。本年度は活字に親しんでもらう目的で、図書館での新聞活用を始めた。
 図書館の入り口付近の廊下には学校職員による手製の掲示板を設置。活躍中のスポーツ選手や資格取得に励んだ若者を紹介する記事を掲示している。長机も置いて関連書籍を展示し、大分合同新聞など各紙のコラムもスクラップにして並べた。
 5月の全校生徒の貸出冊数は853冊で、前年5月の384冊を大きく上回った。
 司書の山本恭子さん(49)は「夢や生き方につながるタイムリーな記事は特に人気がある。受験や社会でも文章に親しむことは必須。新聞記事を読むことから読書につながるような取り組みを進めたい」と話している。

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