「社会全体の動き知った」 大分市で子ども会議/第113回実践研究会

県内の小中高生が新聞を活用した授業について意見を交わす「第7回NIE子ども会議」が11日、大分市府内町の大分合同新聞社であった。
大分、佐伯など4市から代表の児童・生徒5人が参加した。臼杵市佐志生小の永松芳恵校長(57)=日本新聞協会認定NIEアドバイザー=を進行役に、それぞれ日頃の授業の感想を発表した。
子どもたちは「ニュースに触れ、社会全体の動きを知ることができた」「情報を要約する力が高まった」と説明。津久見市第一中2年の中平大翔(やまと)さん(13)は「選挙権を得た時、悔いのない投票ができるよう政治の記事を読んでおきたい」と話した。
会議は新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」が毎年開催。この日はオンラインを含め約30人が傍聴した。
研究会は月1回、会合を開いている。次回は3月11日に大分市佐野の大分合同新聞社印刷センターで開く。