NIEに関する一般記事

第13回「いっしょに読もう!新聞コンクール」(上)奨励賞 高嶋実み緒おさん 日田市三隈中3年一般記事バックナンバー

「人の仕事を深堀りする記事だったから余計に引き込まれた」と話す高嶋実緒さん

「深掘り」記事の魅力 多種多様な音の仕事知る 

「自分の好きな音楽の仕事だったので目に留まった」

 記事は「こだわりの仕事 支える道具」(GXビジネス2021年11月9日付)。大分市でレコーディングエンジニアとして働く男性を取り上げていた。

 パソコンを使って音の大きさや音響、バランスなどを調整し、バンドやカラオケ愛好者など、さまざまな顧客のニーズに応える録音の仕事。「ライブイベントなどの音響機材を扱う仕事は知っていたけど、こんな繊細な仕事もあるんだと驚いた」という。

 自身は小学4年から地元の金管バンドに入り、中学では吹奏楽部でトランペットを担当。音には人一倍のこだわりがある。「演奏の時、自分の音が聞こえなくなるまで他の楽器と調和させることが大切」と指導を受けてきた。音がそろった時の達成感は格別だ。

 「好きな音楽を仕事にするには、演奏家ぐらいしか道はないと思い込んでいた。新聞記事を読んで、音に特化した別の仕事を知ることができてうれしかった」

(自分のアンテナに)

 日頃は「ネット検索」で目当ての記事だけを探している。今回、新聞コンクールの課題を見つける授業がきっかけで、新聞には日々の出来事を伝える「デーリーニュース」だけでなく、「人の仕事」などを深掘りする記事も載っていることが分かった。

 「さまざまな記事が載った紙面をめくりながら、自分の興味関心のアンテナに引っかかる記事に触れられるのは面白い」

 視野を広げる大切さも学んだ。「これからも活字を追いかけ、大人になってもいろんなことに関心を持ちたい」と思っている。

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