NIEに関する一般記事

教育の在り方講演/第111回実践研究会一般記事バックナンバー

講演する河野晋也准教授
ワークショップで新聞のような年賀状作りに取り組む出席者

 新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の第111回会合が10日、大分市府内町の大分合同新聞社であった。

 10人が出席した。大分大教職大学院の河野晋也准教授(40)が「地域教材から始めるESD(持続可能な開発のための教育)」と題して講演。「経済、環境、社会のベストバランスを探究し、価値観や行動の変容を促すのがESD」と解説した。

 自身の出身地、奈良県にある東大寺の大仏を例に挙げ、「大仏がなぜ1300年も受け継がれてきたのかを理解することは、持続可能な社会づくりのヒントになる。いろんな視点から探究できる地域教材はESDにぴったり」と話した。

 日本新聞協会認定NIEアドバイザーの塩川美紀さん(62)が講師となり、新聞のようなレイアウトの年賀状を作るワークショップをした。佐伯市八幡小の実践報告もあった。

 次回は来年1月14日、大分市の大分合同新聞社印刷センター(大分流通業務団地内)で開く。

このページの先頭に戻る