NIEに関する一般記事

読ませる見出し、腕の見せどころ 実践研究会で講演/第103回実践研究会一般記事バックナンバー

4こま漫画を活用したワークショップ

 新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の第103回会合が11日、大分市府内町の大分合同新聞社であった。

 教員ら18人が参加。朝日新聞社大分総局(同市城崎町)の島ノ江正範総局長(60)が「新聞のディープな世界」と題して講演し、紙面編集に携わる記者の仕事を紹介した。

 記者はニュースの価値を▽関係する人の多さ▽世間の関心▽地域性―などの観点から判断。見出しの大きさや記事の配置を検討していると説明した。見出しについては「文字数に限りがある中で核心を簡潔に伝える必要がある。思わず読んでもらえるかが腕の見せどころ」と強調した。

 同市原川中の佐藤裕美教諭(49)が前任校の津久見市第一中での新聞活用法を紹介。日本新聞協会認定NIEアドバイザーの塩川美紀さん(61)の進行で、新聞の4こま漫画を使ったワークショップをした。

 次回は1月15日に大分市で「NIE子ども会議」を開く。小中高校生が新聞の活用について意見を発表する予定。

このページの先頭に戻る