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見識を深め100回 あす実践研究会一般記事バックナンバー

7月に開催された第99回NIE実践研究会=大分市

新聞を教材に使う教員らの自主研究組織「県NIE実践研究会」が21日の研究会で100回を迎える。新型コロナウイルスの感染防止のため昨年は中止を余儀なくされたが、毎月第2土曜日にほぼ欠かさず開いてきた。年末には記念誌が完成し、県内の全小中高校や教育委員会などに配布することにしている。

 研究会は2012年9月に設立した。活動は▽講演▽学校現場でのNIE実践報告▽研究会当日の新聞各紙を使ったワークショップ|が基本。新聞を活用した授業を受けた児童生徒が成果、感想を発表する「子ども会議」などに代えることもある。

 16年に全国大会大分大会が開かれ、研究会も盛り上がりを見せた。大会後も継続して開催。台風接近や新型コロナの影響による中止など以外は毎月欠かさず開いている。

 各界人による講演を聞いて視野を広げ、実践報告やワークショップで新聞活用のノウハウを学ぶとともに、校種、教科、市町村の枠を超えたNIEの仲間づくりの場にもなっている。

 第100回研究会は午後2時から、大分市の大分合同新聞社である。立命館アジア太平洋大アジア太平洋学部の須藤智徳教授が「SDGsの教育への応用」と題して講演。全世界で社会共通の目標であるSDGsについて、意義や経緯などを解説。学校現場での取り組みへのアドバイスなども語る。

 第1回研究会から携わり、研究会代表を長く務めた佐藤由美子NIEアドバイザー(大分大教職大学院特任教授)による新聞を使ったワークショップもある。教育関係者は自由に参加できる。無料。

 問い合わせは大分合同新聞社地域連携室内の県NIE推進協議会事務局(TEL097・538・9729)。 

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