NIEに関する一般記事

佐伯市全域でNIE一般記事バックナンバー

オンラインで開かれた佐伯市教委の校長・所長会議。研修テーマにNIEを取り上げた

 【佐伯】佐伯市教委は本年度、NIE(教育に新聞を)に積極的に取り組んでいる。学力向上プランに「NIEの実践についての情報共有」を明記。全市挙げてのテーマとした。

 学力向上プラン内で、市内小・中学の課題を「説明する力、表現する力が低迷している」と分析。題意を的確につかみ、必要な情報を取り出して、論理的に考えて説明したり、自分の考えをまとめたりする学習活動が必要だとした上で、向上策の一つとしてNIEを掲げた。

 学力の定着・習熟の改善策に、市教委は「新聞・書籍・ICT(情報通信技術)などを活用した授業の推進」、現場では「実践情報の共有」の必要性を盛り込んでいる。

 宗岡功教育長は「説明する力を身に付ける効果だけでなく、情報を取捨選択して活用する力を養うことができる。新聞は社会を反映するメディアで信頼性も高い。少しでも触れて社会で生き抜く力も付けてほしい」と話す。21日に開いた校長・所長会議の研修テーマにNIEを取り上げ、全小中学校代表に意識付けを図った。

 市内では、佐伯豊南高と八幡小が本年度、日本新聞協会のNIE実践校に新規指定される予定。新聞を教材として利用する教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の11月(20日)の会合を市内で開くことも計画している。

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