つぶやきニュースを体験/第95回実践研究会

新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の第95回会合が13日、大分市府内町の大分合同新聞社であった。13人が参加し、記事を切り抜いて短い意見を書く「つぶやきニュース」を体験した。
世界、日本、地域の各テーマに分かれて一人一人が模造紙に気になる記事を貼り付け、ちょっとした感想や疑問を短文で記した。
米国で新型コロナウイルスのワクチン接種が進む記事では「日本はいつ?」「副作用を見ながら実施を」といったつぶやきが集まった。他人の選んだ記事にもコメントを書くため、自然とニュースについて対話をする雰囲気が生まれた。
講師を務めた竹田市緑ケ丘中の佐藤美登里(みどり)教諭(60)は「新聞に慣れていない生徒でも気楽に参加できるのがメリット。深い考えを一言で表す人がいるのが興味深い」と話した。
佐伯豊南高の小坂吏香(りか)教諭(50)による実践報告「新聞を小論文指導に生かす取り組み」もあった。