2021.01.10

　新聞を教材に使う教員らの自主組織「県ＮＩＥ実践研究会」の第９３回会合が９日、大分市府内町の大分合同新聞社であった。県内各地からオンラインも含め１３人が参加した。

　中村崇志県教育改革・企画課長が「ＳＥＬ（社会的・情動的学習）のすすめ」と題して講演。日本の子どもの幸福度が低いことを示した新聞記事を引用し、「社会的・情動的学習」を紹介した。

　同学習は自尊感情や対人関係能力の育成を目的とした教育手法で、自信をつけることで幸福度が高まるといった効果があるという。中村課長は参加者に行動パターンを振り返ってもらいながら、「自分自身を観察することで自らの理解につながって自信がついたり、相手を思いやれるようになる」と述べた。

　新聞を使ったワークショップもあった。