半年ぶりに活動再開/第89回実践研究会

新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の第89回会合が12日、大分市の大分合同新聞社であった。新型コロナウイルス感染予防のため休止しており、約半年ぶりの開催。講演と実践報告、ワークショップがあり、22人が参加した。
大分市戸次中の佐藤由美子校長が「未来社会を切り拓(ひら)く子どもを育てる新聞活用の充実~NIEの意義と活用について」と題して講演。新型コロナなどの影響で予測不能な時代の中、「正しい情報を集めて確かめ、友達と答えを導き出していく学び方に新聞は適している」と話した。
中津市小楠小の小野次也教諭が実践報告。国語の授業で、生徒が新聞に掲載された人物を選んで理由などをスピーチする取り組みを紹介した。
大分市津留小の平山立哉教頭によるワークショップでは、喜怒哀楽が表情に表れた写真を切り抜き、その人の気持ちを想像しながら吹き出しを付けた。
次回は10月10日午後2時から、同新聞社で開く。