県教育センターでNIE研修会

教育現場で新聞を活用する「NIE(教育に新聞を)」について学ぶ研修会が21日、大分市旦野原の県教育センターであった。教職員の指導力向上につなげようと、県教委が2015年から毎年開いている。
県内の小中高や特別支援学校に勤務する中堅の教職員53人が参加。新型コロナウイルスの感染を防ぐため研修会場を二つに分け、一部の講義はオンラインで実施した。
日本新聞協会認定のNIEアドバイザーを務める大分市戸次中の佐藤由美子校長が「未来社会を切り拓(ひら)く子どもを育てる新聞活用の充実」と題して話した。
防災や新型コロナをテーマに同校で実践しているNIEの事例を紹介。「新聞は教室での学びと社会をつなぐ窓になる」と意義を強調した。
県NIE推進協議会長の堀泰樹・大分大名誉教授の講義や、中津市小楠小の小野次也教諭による授業での新聞活用事例の発表もあった。