NIEに関する一般記事

ひと/国語の学力向上に新聞を活用 小野次也さん一般記事バックナンバー

達成感持つ児童が増えた

 中津市小楠小で国語の学力向上支援教員と研究主任を務め、吹き出しの中のせりふや短歌、俳句などを考える学習で新聞を活用。新聞に載っている作品を参考にし、投稿にも挑戦することで児童の意欲を高めている。「想像される状況でどの言葉を使うのが適切か、考える力が付いてきている」と効果に手応えを感じている。

 「今やっている勉強がどんな力を付けるのかゴールを確認し、児童に理解してもらいたい」。国語が苦手な児童に好きになってもらおうと、新聞活用もツールの一つとして授業の質を高めた。若手教員の育成も担い、児童に付けさせたい力や興味、関心に合わせた新聞の活用法も伝えている。「目的意識や達成感を持つ児童が増えてきた」と児童の成長を喜ぶ。

 1999年の宇佐市駅館小を皮切りに宇佐市、豊後高田市、中津市の小学校で勤務。本年度は中津市三郷、上津、山口の各小学校も兼務し、授業に出向いた。前任校の山口小がNIE(教育に新聞を)の実践指定校だったことから、新聞活用を学習に取り入れるようになった。

 宇佐市内で妻、2歳の息子と3人暮らし。趣味は走ること。高校から始めた弓道は大学時代に個人戦で九州一になったこともある。最近の楽しみは公園で息子と遊ぶこと。同市安心院町出身。

このページの先頭に戻る