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「教科書と連動して活用を」/中津で第88回研究会一般記事バックナンバー

切り抜き新聞作りに取り組む児童ら

 新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の第88回会合が22日、中津市の新中津市学校であった。講演では授業を深めるツールとしての新聞活用、ワークショップでは新聞から情報を再構成する楽しさをそれぞれ学んだ。

 同市の教員らによる授業づくりサークル「中津つむぎ会」との共催。約50人が参加した。

 愛知教育大の鈴木健二教授が「新聞と授業づくり―考える力を育てる」と題して講演。1枚の新聞写真を見せて何を伝えたいかを考えてもらうなど、幾つかの授業例を紹介。「新聞はいろんな情報が詰まったすてきな教材。教科書教材と連動させ、深い学びにつながるよう工夫して活用してほしい」と呼び掛けた。

 県教育センターの田辺玲子指導主事が企画したワークショップでは、同市の児童らも参加して切り抜き新聞作りに挑戦。「ねえねえこれ読んでみて!」をテーマに、気に入った見出しや写真・イラストを各社の新聞から切り抜いて貼り、3人一組でオリジナルの新聞を作った。

 次回は3月14日午後2時から、大分市の大分合同新聞社で開く。

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