NIEに関する一般記事

推進協議会の堀会長が講演/第86回実践研究会一般記事バックナンバー

講演する堀泰樹・大分大名誉教授

事実と意見の区別「理解を補強して」

 新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の第86回会合が14日、大分市の大分合同新聞社であった。読解力向上のための新聞活用をテーマにした講演のほか、実践報告とワークショップがあった。

 約20人が参加。県NIE推進協議会長の堀泰樹・大分大名誉教授が「『事実』と『意見』」と題し講演した。基礎的な読解力を付けるために事実と意見を区別する必要性を説明。「新聞の5W1Hは事実を正確に理解する基本の形の一つ」と話し、解説記事の活用や複数の新聞の読み比べを通じて物事の理解を補強していくよう呼び掛けた。

 大分市吉野小の本松健一教諭が、見学遠足の学習成果をまとめた新聞作りや大きな数、小数など算数での新聞活用について実践報告した。

 ワークショップは塩川美紀NIEアドバイザー(日田市)が企画。国連などが掲げる持続可能な開発目標(SDGs)から各参加者が関心のある目標を三つ選び、関連する記事を見つけて参加者同士で紹介し合った。次回は1月11日午後2時から。

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