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教育現場での新聞活用について学ぶ教職員ら

 教職員が教育現場の新聞活用について学ぶ研修会が19日、大分市旦野原の県教育センターであった。中堅教員の指導力向上を目的に、県教委が毎年開催している。

 県内の小中学校、高校、特別支援学校から約30人が参加した。

 県NIE推進協議会長の堀泰樹大分大名誉教授が「主体的・対話的で深い学びを実現する新聞活用の進め方」のテーマで講演。「子どもたちは現実の複雑な課題を理解し、解決する力が求められている。複数の新聞を読み比べれば、物事を多角的に見る力を養える」と説明した。

 大分舞鶴高の小坂吏香教諭は、同校や前任校での実践例を紹介。記事を参考にした討論や新聞社への意見投稿、インタビュー記事の執筆などを通し、「表現力や思考力など多岐にわたる力が付いた。視野が広がったと感じる生徒も多かった」と話した。

 アドバイザーとして参加した大分合同新聞社報道部の佐藤一郎編集委員は「新聞をめくる習慣を身に付けてほしい。見出しを見ていくだけでも社会の流れが分かる」と呼び掛けた。大分市戸次中の佐藤由美子校長=県NIEアドバイザー=による講義もあった。

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