NIEに関する一般記事

「新聞は生きた教材」/NIE全国大会開幕一般記事バックナンバー

パネルディスカッションで意見を述べる小学生(左)

 NIE(ニュースペーパー・イン・エデュケーション=教育に新聞を)を進める教育、新聞関係者が交流し理解を深める、第24回NIE全国大会宇都宮大会が1日、栃木県の宇都宮市文化会館で始まった。2日まで。

 日本新聞協会の主催。スローガンは「深い対話を育むNIE」。大分県内の10人を含む約1100人が参加した。

 初日は教育、新聞関係者、栃木県内の小学生や高校生、保護者によるパネルディスカッションがあった。多様な意見を知り自らの考えを深められることなど、新聞活用の効果について話し合った。

 「大村はま記念国語教育の会」の事務局長で作家の苅谷夏子さんが講演した。中学校の国語教育に大きな足跡を残した大村はま(1906~2005年)の取り組みを紹介。頻度は少ないながらも、新聞を活用した昭和期の授業について話した。

 竹田市緑ケ丘中の佐藤美登里教諭(59)は「新聞は生きた教材。対話を通じて考える人を育てるのに最適だと再認識した」と話した。

 最終日の2日は分科会(18テーマ)で、公開授業や実践発表などがある。

 (宗岡博之)

このページの先頭に戻る