NIEに関する一般記事

ひと/子供の「生きる力」向上を目指す 内海真理子さん一般記事バックナンバー

 幼稚園や保育所、認定こども園の教諭、保育士の指導力向上を図る「県幼児教育センター」が4月から動きだした。研修会を一元化して質の向上を図る。

 運営に力を入れ、「子どもが伸び伸びと過ごせ、遊びの中で生きる力の基礎を養える教育につなげられれば」と抱負。

 由布市出身。1985年、教員に採用された。子どもの個性や能力を尊重し、伸ばす主義を貫いた国語教育研究家の故・大村はまに感銘を受け、国語教師の道を選んだ。「大村のしたように、言葉の力を信じられる子どもを育てたいと思った」と振り返る。

 2007年から県教委で勤務。義務教育課学力向上支援班参事や中津教育事務所長などを経て、4月から現職。「力を尽くした施策も現場で効果が実感されなければ意味がない」と、現場主義を大切にしながら職務に臨んできた。

 「ピンチはチャンス」が信条。社会の変化とともに教育課題は多様化しているが、「より良い環境づくりの好機」と捉えている。「大きな問題も細かい要素に分けて考えれば対処しやすい。改革・工夫を忘れないようにしたい」と語る。

 空き時間には自宅で生け花を楽しむ。花材の個性を生かし、調和を考える作業は「組織マネジメントに通じる」。豊後大野市に家族4人暮らし。 (渡辺久典)

このページの先頭に戻る