NIEに関する一般記事

「学校での学びと暮らしつないで」 第79回実践研究会一般記事バックナンバー

新聞記事に使われている形容詞や接続詞を探す参加者

 新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の第79回研究会が11日、大分市の大分合同新聞社であった。新聞活用の意義を学ぶ講演や中学校の国語で新聞を活用した事例の報告、新聞の1面から形容詞や接続詞を探すワークショップがあった。

 15人が参加した。大分市戸次中の佐藤由美子校長が「未来社会を切り拓(ひら)く子どもを育てる新聞活用の充実~NIEの意義と活用について」と題し講演。予測困難な時代の課題解決能力などを育むため「学校で学んでいることと暮らしの“今”を、新聞をうまく使ってつないでほしい」と呼び掛けた。

 竹田市都野小の油布晃講師が、前任の豊後大野市緒方中での新聞活用事例を報告。新聞から単語を抜き出して俳句を作り、使った単語以外を塗りつぶす「クロヌリハイク」や、生徒の読者投稿欄への参加について説明した。

 ワークショップは、新聞記事の単語を品詞に分類した佐賀県の中学生の自由研究を基に、県教育センターの田辺玲子指導主事が企画した。参加者は限られたスペースに情報を盛り込むために形容詞、接続詞が少ない新聞の文章の特徴を再確認した。

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