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「新聞で自分の考え深めたい」 中津で第76回実践研究会一般記事バックナンバー

「授業に活用できそうな記事に気付いて」と鈴木健二教授
座談会で新聞活用の意義を話す登壇者

 新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の第76回研究会が9日、中津市の市立小幡記念図書館であった。新聞を活用した授業づくりをテーマにした講演、同市内の教員や学校司書、中高生による座談会などがあった。

 43人が参加。愛知教育大の鈴木健二教授が講演した。「新聞は素材の宝庫。授業に活用できそうな記事に気付く感性が大切」と強調。「まずは5分間の『小さな授業』を組み立て、関連素材を集めていくと授業が発展する」と説いた。

 座談会では矢野真梨奈教諭(東中津中)と学校司書の高橋頼子さん(同)、金田美千江さん(山口小)、長松芽生さん(東九州龍谷高校2年)、高山(こうやま)凜花さん(三光中2年)が学校での新聞活用の意義について話し合った。中高生は「みんなで記事を読むと会話が広がる」「新聞で自分の考えを深めたい」。教員や学校司書から「新聞はデータ収集に最適」「生徒に興味を持ってもらうためには一緒に楽しむことも必要」との意見が上がった。

 今回は、授業づくりサークル「中津つむぎ会」が協力し、初めて同市で開いた。次回は3月9日午後2時から大分市の大分合同新聞社で。

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