「キーボード」/ 紙だから温かさ伝わる
新聞を活用した授業や学習活動を経験した小中学生がその楽しさや効果を話し合う「第3回NIE子ども会議」を10日に取材した。
より良い学習にしようと日常的に新聞を生かしている県内5人の児童、生徒が発言。普段から言葉のストックをたくさん持ち、論理立てて表現するトレーニングができていることが、発言内容から伝わってきた。詳しくは24日付朝刊で特集面をお読みいただきたい。
NIE(教育に新聞を=ニュースペーパー・イン・エデュケーション)で身に付いた力や今後の新聞との付き合い方など話し合いの柱となったテーマ以外に、新聞関係者への意見や要望も話してくれた。
「紙だからこその温かさや、人が手を掛けて作っていることが伝わってくる」。人から人への媒体として心を込めていることを理解してくれている。
一昨年や昨年、新聞についての出前授業をした学校の子どもたちが、私の名前や話した内容を覚えてくれていたのにも驚いた。拙い話だったにもかかわらず、感激である。
待てよ? そのとき何かおかしいことは言わなかったかな…。今更ながら不安になった。 (報道部・宗岡博之)