NIEに関する一般記事

部活資料としての活用事例など発表 第72回実践研究会一般記事バックナンバー

講演する長野浩典教諭

 新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の第72回研究会が13日、大分市の大分合同新聞社であった。高校の部活動で新聞を資料として活用したり、学力向上策としての取り組みを学んだ。

 約20人が参加。大分東明高校(大分市)の長野浩典教諭が「歴史研究・部活動・授業と新聞資料」と題して講演した。顧問を務める郷土史研究部は本年度の研究テーマを「100年前の大分」に設定。部員は、1918年当時の豊州新報と大分新聞を県立図書館などで閲覧し、その年の出来事を調べた。米騒動やスペイン風邪流行などの記事を見つけ、県内での影響をポスターにまとめたという。

 長野教諭は「高校生でも古い新聞を読むことはできる。生徒は当時の生活を理解できたのではないか」と話した。

 津久見小学校(津久見市)の佐藤廉教頭が、児童の学力向上のために新聞社発行のワークシートを使った活動を報告した。

このページの先頭に戻る