NIEに関する一般記事

ひと/子どもと社会をつなぐ 平山立哉さん一般記事バックナンバー

 日本新聞協会から認定を受けたNIE(ニュースペーパー・イン・エデュケーション=教育に新聞を)アドバイザー。「子どもたちに、学習と実社会のつながりに目を向けてほしい」と願い、小学校現場で教材としての新聞活用を広めている。認定されて2年半。「興味や関心が広がる、読む力が付く、情報活用能力が高まるなど、子どもの成長が見て取れるのが楽しい」と手応えを感じている。

 前々任の寒田小(大分市)で研究主任を務めた2014年、いろんな教科の先行事例などを調べ「NIEの魅力に引き込まれた」。教育目的に沿う形で日常的に新聞を活用していく「カリキュラム化」を進め、16年のNIE全国大会大分大会で取り組みを発表した。

 本年度、明治北小(同)の主幹教諭に。教務主任を務める。「新聞活用について知ってくれている教員が何人かいて、教材として使える記事を提供したりしている」。少しずつではあるが、新聞活用の認知度が高まっていることを心強く感じている。

 高校1年生の時、小学生のキャンプの指導員をしたのをきっかけに、人を育てる仕事に興味を持ち教員に。玖珠町の八幡小を振り出しに、同町や大分市の小学校で勤務してきた。趣味はキャリア20年くらいになる、教職員仲間とのゴルフ。出身地の大分市内で妻、娘と暮らす。 (宗岡博之)

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