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「連携し復興へ」 /全国大会開幕一般記事バックナンバー

意見を交わす教育、新聞関係者

 第23回NIE全国大会盛岡大会が26日、盛岡市民文化ホールで開幕した。スローガンは「新聞と歩む 復興、未来へ」。初日は2011年の東日本大震災で被災した小学校教諭や地元紙記者らによる座談会などがあった。27日まで。

 日本新聞協会が毎年、各地で開いている。今大会は教育、新聞関係者ら約1600人が参加。大分県からは9人が岩手入りした。

 座談会では岩手県山田町大沢小の佐藤はるみ教諭、大船渡支局(同県大船渡市)が全壊しながら取材に当たった岩手日報社の鹿糠敏和報道部次長ら4人が意見を交わした。

 同町は震災で大きな津波被害を受けた。佐藤教諭は被災直後、児童に語り部になってもらおうと一人一人に新聞を作らせた経験を紹介。「自分たちはどうすればいいか、と考えるきっかけになった」と語った。

 大分市明治北小の平山立哉主幹教諭(50)は「新聞と教育が連携することで、復興が必ず成し遂げられると感じた」と話した。

 斎藤孝・明治大教授の記念講演などもあった。最終日は盛岡市や同県大槌町で公開授業などがある。
(中谷悠人)

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