NIEに関する一般記事

「記事を活用した社会見学に効果」/第69回実践研究会一般記事バックナンバー

活用事例を報告する本松教諭

 新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の第69回研究会が14日、大分市の大分合同新聞社であった。小学校の社会科で新聞記事から地域を知り、社会見学の効果を高めた活用事例の報告などがあった。

 約20人が参加。大分市鶴崎小の本松健一教諭が5年の学習で、大分川ダム(大分市)の関連記事を読んでから見学に向かった取り組みを紹介した。

 「学習内容が新聞のニュースにあると、子どもたちは自分に関わる問題としてより意欲的に考える」と効果を強調。朝学習での定期的なNIEタイムなどを通じ、「新聞を使うと子どもたちは思った以上に好意的に受け入れてくれる」と話した。

 時事通信社の西村修大分支局長が「通信社の紹介と、技術革新に伴う新聞の未来について」と題し講演した。

 8月は定例の研究会に代えて大分、宮崎、熊本3県の自主研究組織が「NIE実践研究会in宮崎」を同18日に共催する。 (宗岡博之)

このページの先頭に戻る