NIEに関する一般記事

切り抜き通し被災地を知る/第67回実践研究会一般記事バックナンバー

説明する金丸光治教諭

 新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の第67回研究会が12日、大分市の大分合同新聞社であった。切り抜き新聞作りから東日本大震災を振り返り、自分の考えをまとめる社会科での新聞活用事例についての実践報告などがあった。

 約20人が参加。東中津中学校(中津市)の金丸光治教諭が「3・11あの日をわすれない~福島の新聞を使った切り抜き新聞作成を通して」と題し、3月に実施した授業について報告した。現地の新聞から被災地の過去と現在を知り、切り抜き新聞の展示や意見文の新聞投稿に至るまでの流れを説明。「生徒の社会の出来事への興味関心が高まり、意見を相手に伝える力も付いてきた」と効果を述べた。

 日本経済新聞社の奈良部光則大分支局長が「日本経済新聞の楽しみ方」と題し講演。同新聞独自の視点について、スポーツなど自身の取材経験談を交えて話した。

 県教育センターの田辺玲子指導主事が、新聞の人物紹介記事に書かれている情報がどんな質問なら引き出せるかを取材側の立場になって考えるワークショップを開いた。次回は6月9日午後2時から。

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