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記事の言葉調べ、実践例など報告/第64回実践研究会一般記事バックナンバー

新聞記事を使った言葉調べの授業を報告する池田里奈教諭

 新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の第64回研究会が10日、大分市の大分合同新聞社であった。辞書で言葉調べをする小学3年生が新聞記事から新しい言葉を知り、使われている言葉を分類する授業の報告などがあった。

 昨年11月の県NIEセミナー大分会場での授業について、鶴崎小学校(大分市)の池田里奈教諭が報告した。授業では記事中の言葉を「動きを表す」「様子を表す」「物や事を表す」に分類。知らない言葉は辞書で調べ、言葉の性質や特徴も考えた。

 池田教諭は「記事の言葉は難易度が高かったが、子どもたちがすごく楽しみ、社会に触れる機会にもなった」と成果を強調。今年に入り、さらに難しい記事でも児童が意欲的に言葉調べをした様子を説明した。

 ワークショップでは舞鶴小学校(大分市)の平山立哉教諭が、記事を題材に「記事の中に自分がいたら」と仮定した寸劇を作る活動を紹介した。

 朝日新聞社の石神和美大分総局長が講演。経済記者としての長い経験を基に、取材の対象や現場での悩みなどについて話した。次回は3月10日午後2時から。

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