NIEに関する一般記事

モラル身に付けて「ネット社会でも大切」/実践研究会講演一般記事バックナンバー

情報モラルについて講演する渡辺律子副所長

 新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の第63回研究会が13日、大分市の大分合同新聞社であった。情報モラルについての講演や、新聞を活用した高校の「情報」の授業の報告などがあった。

 ハイパーネットワーク社会研究所(大分市)の渡辺律子副所長が「ネット社会に生きる子供たち―子供も大人も情報モラルを学ぼう―」と題し講演。子どもがインターネットをどう使っているか、SNS(会員制交流サイト)の実例を示した。個人情報の管理や法律、権利などの知識を身に付ける大切さを説明。「していいことと悪いことは現実もネットも同じ。自信を持って伝えて」と参加教職員に呼び掛けた。

 別府翔青高校の畑野新司教諭が、昨年11月16日の「県NIEセミナー別府会場」で行った情報の授業について報告。働くことの意味をさまざまな新聞記事から考えた授業で、情報の収集、整理、分析に新聞をどう生かしたか説明した。

 大分市鶴崎小学校の佐藤由美子校長が、新聞記事を読んだ感想や意見を家族や友人の意見も交えてまとめる「いっしょに読もう! 新聞コンクール」(日本新聞協会主催)の効果について話した。次回は2月10日午後2時から。

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