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関心ある記事を「切り抜き」/県立聾学校中学部で講座一般記事バックナンバー

自分が選んだ記事を手話で紹介する県立聾学校中学部の生徒たち=大分市

 大分市の県立聾(ろう)学校(野田幸代校長、38人)で8日、中学部の生徒を対象にした外部講師による「切り抜き新聞講座」があった。同校では高等部がNIE活動に取り組んでいるが、外部講師を招いた新聞活用の授業は初めて。

 大分合同新聞の「おおいた切り抜き新聞グランプリ」の応募台紙を目にした同校の後藤かおり教諭が「切り抜きの作業を通して、情報活用力を養ってもらえれば」と考え、野田校長に相談し、実現した。

 この日は大分合同新聞社の井上明NIE推進部長らが講師となり、1、2年生の男女5人に教えた。

 手話で元気よく自己紹介をした生徒は、井上部長からクイズ形式などで新聞の読み方を学んだ。続いて、8日付の新聞を読んで、興味や関心のある記事などを選んで切り抜いた。

 生徒は教職員の指導や協力を仰ぎ、手話で楽しく会話しながら、自分だけの新聞作りに挑戦した。

 作業を終え、「新聞にはいろんな事が載っているのを知った」「見出しを考えるのは大変」などと、それぞれ感想を述べた。

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