NIEに関する一般記事

記事の言語特性理解して活用を/第62回実践研究会一般記事バックナンバー

 新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の第62回研究会が9日、大分市の大分合同新聞社であった。講演、学会報告、ワークショップがあり、新聞活用の進め方や事例を学ぶとともに、参加者同士が交流を深めた。

 教育関係者約20人が参加した。県NIE推進協議会長の堀泰樹・大分大学教育学部教授が講演。次期学習指導要領で新聞がどう取り上げられているかを解説した。若者の活字離れにより「情報の“質”を捉える力がなくなる」と懸念。「新聞記事の言語特性を理解し、目的を明確にした上で活用を続けて」と参加者に呼び掛けた。

 日本NIE学会第14回宇治大会(11月25、26日・京都府)に参加した日田市三芳小学校の塩川美紀教諭が、シンポジウムや研究発表について報告。各地で教育界と新聞界が連携し、ユニークな活動をしている様子を紹介した。

 県教育センターの田辺玲子指導主事によるワークショップでは、参加者がグループごとに見出しと記事本文をそれぞれ切り取り、カード化。他グループのカードを正しく組み合わせるゲームを楽しんだ。次回は来年1月13日午後2時から。

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