NIEに関する一般記事

9校が活動報告/NIE懇談会一般記事バックナンバー

本年度の新聞活用状況を報告する、実践指定校の教員

 教育活動での新聞活用を進めるため、教育関係者と新聞関係者が意見を交わす懇談会が28日、大分市の大分合同新聞社であった。

 県NIE推進協議会(会長・堀泰樹大分大学教育学部教授)が主催。協議会役員やNIEの実践指定校の教員、日本新聞協会が認定した県内のNIEアドバイザーら21人が出席した。

 県内九つの実践指定校が新聞を活用した本年度の授業や特別活動について報告。「3年生が週末課題の『マイ新聞スクラップ』で、気になる記事を選んで調べたことや自分の意見をまとめている」(杵築市山香中学校)などの発表があった。新聞記事を使うことで「教科書の学習に今のニュースが加わり、子どもたちの生き生きした姿が見られた」(大分市鶴崎小学校)という感想もあった。

 NIEアドバイザーは「新しい学習指導要領で身につけさせたい力を、新聞活用で具現化して」「新聞をツールに授業を改善し、授業力をつけていることに自信を持って」など、教員に助言。新聞関係者からは「新聞のスクラップなどを通じ『なぜ』という疑問を持ち、自分で考える力を養ってほしい」などの意見が出た。

このページの先頭に戻る