「授業内容、目的に合わせて活用を」/教員対象の研修会

県内の教職員が教育現場で新聞を活用する意義や方法を学ぶ、県教委主催の「新聞活用教育研修」が21日、大分市の県教育センターであった。
同センターが2015年度から毎年行っている。中堅教員の資質向上研修や、任意のテーマ別研修で新聞活用を希望した小中学校、高校、特別支援学校の教職員約30人が参加した。
県NIE推進協議会長を務める堀泰樹・大分大学教育学部教授が講義。主体的・対話的で深い学びのツールとして、自分の授業の内容や目標を理解した上で、目的に合わせて新聞を活用するよう呼び掛けた。
大分市鶴崎小の佐藤由美子校長が、NIEの歴史や意義、同校などでの新聞活用の様子を、写真も使い説明。教科書での学習に当事者意識を持たせる教材として、参加者に新聞を開いてもらい、地域面のニュースを紹介した。
津久見市第一中学校の永松芳恵教頭が、同校と前任の臼杵市北中学校での新聞活用について事例発表。大分合同新聞社の井上明NIE推進部長による、切り抜き新聞作りのワークショップもあった。