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全国大会が開幕/「気付き与える大切さ感じた」一般記事バックナンバー

座談会で小学生や高校生の質問に答える吉田沙保里さん(右)ら

 第22回NIE全国大会名古屋大会が3日、名古屋市の名古屋国際会議場で開幕した。大会スローガンは「新聞を開く 世界をひらく」。初日は全体会として記念講演や座談会があり、世界で成果を残した人たちの経験などから新聞の意義を再確認した。4日まで。

 日本新聞協会が主催。昨年は大分市で開いた。今年は全国の教育関係者、新聞関係者約2300人が参加している。

 講演者は、青色発光ダイオード(LED)の研究で2014年にノーベル物理学賞を受けた天野浩さん(名古屋大学教授)。「新聞記事は日本や世界を映し出す鏡。より良い世界づくりに生かして」と、新聞を自分の指針や目的を得る材料にするよう呼び掛けた。

 座談会は愛知県内の高校生と小学生が、天野さんと女子レスリング五輪金メダリスト吉田沙保里さん、小出宣昭中日新聞社顧問・主筆の3人に質問する形式。それぞれの子ども時代や新聞への思いを聞いた。

 大分県内の教育関係者は15人が参加。別府溝部学園高校(別府市)の田中祐輔教諭(32)は「世界で評価の高い人の話から生徒に多くの気付きを与える大事さを感じた」と話した。

 4日は公開授業など26の分科会がある。

 (宗岡博之、羽山草平)

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