NIEに関する一般記事

要約文作りなど授業での活用報告/第57回実践研究会一般記事バックナンバー

実践報告する稲尾聡文教諭

 新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の第57回研究会が8日、大分市の大分合同新聞社であった。実践報告とワークショップを通じ、要約文作りや活字探しなど、小学校での新聞活用術について理解を深めた。

 教育関係者約20人が参加した。別府市鶴見小学校の稲尾聡文教諭が実践報告。児童が4こま漫画やコラムを200字以内で要約する国語の学習、社会科で歴史的事件を新聞記事風に説明する学習について紹介した。「書くのが好きになったとの感想を持つ児童が増え、新聞活用を広げるチャンスと思った」と振り返った。

 ワークショップでは日田市三芳小学校の塩川美紀教諭(日本新聞協会NIEアドバイザー)が、参加者を児童に見立て「新聞となかよくなろう」と題し模擬授業。新聞の中から最も大きな活字を探したり、新聞の活字を切り貼りして自分の名前を作ったりした。

 「新聞記者の仕事―紛争地取材を通じて」をテーマにした、安達一成毎日新聞大分支局長の講演もあった。

 次回(第58回)は通常の研究会に代えて8月19日、由布市湯布院町で熊本、宮崎両県との合同研修会を開く。

このページの先頭に戻る