NIEに関する一般記事

新たにアドバイザー2人認定一般記事バックナンバー

 教育に新聞を活用するNIEの普及と質の向上をリードする、日本新聞協会の「NIEアドバイザー」に県内から新たに2人が認定された。県教育センターの佐田香織指導主事(47)と、中津市教委の田辺玲子指導主事(51)。教育行政関係者を増やすことで、学校現場と行政の連携を強化しNIE普及の円滑化を図る。

 NIEの実践経験などを基に、県NIE推進協議会が2人を推薦。8日の日本新聞協会NIE専門部会で了承された。県内のアドバイザーは計9人になった。

 佐田指導主事は中学校の英語教員出身。大分豊府中で研究主任として、学校全体で取り組むNIEの推進役を担った。センターでは行政主催の教員向けNIE研修を初めて企画・運営している。「新学習指導要領が目指す主体的・対話的で深い学びや、問題解決型授業を進める上で新聞活用は有効。先生たちへの研修を通して、誰もが気軽に取り組める対象としてNIEを広めたい」と意気込む。

 田辺指導主事は中学校の国語教員時代、授業や生徒会活動で新聞を積極的に使ってきた。NIEと図書館、学校司書を結び付けて授業改善につなげる“中津方式”を市全域で推進。昨年8月のNIE全国大会大分大会で成果を発表した。4月からは県教育センターの指導主事に。「出身地の中津を拠点に、県全体がNIEの先進地になるよう現場と行政の連携を進めたい」と話した。

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NIEアドバイザー
 日本新聞協会が2004年4月に認定制度をスタート。現在46都道府県に249人いる。うち3月新たに、大分の2人を含む8人を認定した。大分の9人は九州・沖縄で最多。

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