NIEに関する一般記事

情報発信力を磨く/16年度の実践報告会一般記事バックナンバー

学校での新聞活用事例を報告する実践指定校教員

 2016年度のNIE実践報告会が23日、大分市の大分合同新聞社であった。県内に13あるNIE実践指定校のうち11校が、学校現場での新聞活用事例や成果などを発表した。

 県内に本社、総局、支局がある報道機関や教育委員会などでつくる、県NIE推進協議会(会長・堀泰樹大分大学教育学部教授)が主催。25人が出席した。

 11校のNIE担当教員や管理職らが▽朝学習の時間に記事を読ませて意見を書かせる▽調べ学習の結果を壁新聞にして情報を発信する―といった新聞活用事例を報告。「記事について意見を書くことを週末の課題にした結果、テストでの無回答率がかなり減少している」「記事を題材に意見を交わし合うことで、友達同士のつながりが深まった」などの成果を挙げた。

 NIEアドバイザーの教員2人が「組織と継続の二つがキーワード。情報の質を見分け、良質な情報を発信できる子どもを育てて」「新聞も授業も、子どもを社会とつなぐために伝え合うこと。管理職の理解が重要」などと助言した。

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