NIEに関する一般記事

「見出し川柳」に挑戦/50回目の実践研究会 一般記事バックナンバー

越地真一郎専門委員(中央)から見出し川柳作りを学ぶ参加者=10日午後、大分市の大分合同新聞社

 新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の第50回研究会が10日、大分市の大分合同新聞社であった。熊本日日新聞社の越地真一郎・NIE専門委員が「新聞でセレンディピティー~“偶然を発見する力”を言葉で体感」と題してワークショップ。約30人が参加し、新聞から新しいことに出合う楽しさを学んだ。

 越地さんは熊本大学の客員教授なども務め、さまざまな新聞活用のノウハウを各地で伝えている。

 「セレンディピティー」という言葉について「思わぬものを偶然に発見する力、偶然をとらえて幸運に変える力」と説明。新聞記事をきっかけにした新商品開発の例を挙げ「関心を持ち続けて記事を探す人にとっては、偶然はむしろ必然」と述べた。

 参加者は見出しから5音、7音の文字列を切り取り、五七五につなげて川柳にする「見出し川柳」作りなどに挑戦。越地さんは「日常的に新聞を読み始めたときがNIEのスタート」と、新聞に普段から親しむよう呼び掛けた。

 海添保育園(臼杵市)の佐護麗子保育士が実践報告。園児が「アナウンサーごっこ」をしてリオデジャネイロ五輪・パラリンピックの記事や写真を紹介したり、親子で新聞を読んだりする取り組みについて話した。

 研究会は毎月第2土曜日に開催。教育関係者は自由に参加できる。次回は2017年1月14日。

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