NIEに関する一般記事

「キーボード」/アクティブな授業を一般記事バックナンバー

 「アクティブじゃない授業なんて、本来はあり得ない」。授業で日頃から新聞を活用している、NIE(ニュースペーパー・イン・エデュケーション=教育に新聞を)のベテラン教員から聞いた言葉だ。

 新聞を活用した授業の取材に行くことが多いが、そこで見る児童・生徒・学生の姿はいつもアクティブだ。指示がなくても自分から紙面を広げ、記事を読み、記事を切り抜き、記事を基に周囲と話す。情報・知識の吸収意欲に感心させられ続けている。

 「アクティブ・ラーニング」という言葉を目にすることが多くなった。主体的に学び、学びを皆と深め合うことは学力の大きな要素の一つ。子どもの意欲を高めるための授業改善が、あらゆる場で求められている。学校の外から見ていると、NIEを取り入れている教員は、それを自然にやっているように感じられる。

 10月に大分大学の「大学改革シンポジウム」を取材した際、高校教育、大学入試、大学教育がトータルで変わることで、学力の評価も大きく変わることを学んだ。子どもがさまざまなツールで、新時代に対応した学力を伸ばしてくれることを願っている。
(NIE推進室・宗岡博之)

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