NIEに関する一般記事

主体的に学ぶ姿勢伝わった/成果報告し、実行委解散一般記事バックナンバー

報告する佐藤大会運営委員長(中央)

 第21回NIE全国大会大分大会実行委員会の第3回総会が29日、大分市の大分合同新聞社であった。子どもたちが新聞を使い、楽しく主体的に学ぶ姿が、予想以上の多くの参加者に伝わったことなど、大分大会の成果を報告。実行委を解散した。

 教育界、新聞界から委員ら約30人が出席した。実行委員長の堀泰樹・県NIE推進協議会長(大分大学教育学部教授)、大分市教委の三浦享二教育長が「全体会、分科会を通じて教育に新聞を活用する意義や、子どもと社会をつなぐ姿を発信できた」とあいさつ。「自分の学校でも取り組める実践が多くあった」「NIEが思考力、判断力、表現力を高める分かりやすい例が示された」など、大会アンケートの一部を紹介した。

 大会運営委員長の佐藤由美子・大分市寒田小学校長が「大会での発表校が県内各地に散らばる中、毎月のNIE実践研究会や拡大運営委員会を通じて綿密な打ち合わせができたことで、チーム大分として大会に取り組めた」と報告。「具体的な効果の検証など、大分のNIEを新しい段階にステップアップしたい」と話した。

 大会は「新聞でわくわく 社会と向き合うNIE」をスローガンに日本新聞協会が主催、県教委と大分市教委が共催、県NIE推進協議会と大分合同新聞社が主管。8月4、5の両日に大分市で開き、これまでの全国大会で3番目の規模となる1450人が参加した。

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