NIEに関する一般記事

感想発表などの新聞活用法学ぶ/中津で教員向け研修一般記事バックナンバー

記事を切り貼りした新聞作りを楽しむ如水小学校の教職員

 中津市の如水小学校(亀井真也校長)で14日、NIE(教育に新聞を)をテーマにした教員向けの研修があった。第21回NIE全国大会大分大会(8月4、5日・大分市)や市教委によるNIE研修を機に、同校でもNIEに取り組む第一歩として企画した。

 同校の教職員約30人が参加。児童が意欲的に学習するための新聞活用法を学んだ。

 図書館活用教育を担当する吉瀬亜希子教諭が▽地域の情報、多様な情報を取り入れられる▽身近な生活と学習内容を関連付けられる―など、新聞活用のメリットを説明。朝の会、帰りの会の1分間スピーチで記事を読んで感想を発表させたり、朝読書の時間の一部をNIEタイムに代えるといったNIEの実施例を挙げ、「新聞で社会とつながる機会をつくってほしい」と呼び掛けた。

 川底ゆり学校司書が、気に入った記事を切り抜き、貼り付けて自分のオリジナル新聞を作る「ハッピースクラップ」を紹介。各教員が新聞作りに取り組んだ。亀井校長は「社会の情勢やこれからの教育の在り方を考えると、教科書だけでは求める力は付かない。まだスタートしたばかりだが、新聞を有効なツールとして活用してもらえれば」と話した。

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