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「平和について考え、発信しよう」をテーマに意見を発表する舞鶴小の6年生=5日、大分市のホルトホール大分

「教科超え活用」発信

 「新聞でわくわく 社会と向き合うNIE」をスローガンにした第21回NIE全国大会大分大会(日本新聞協会主催、県教委と大分市教委共催、県NIE推進協議会、大分合同新聞社主管)は5日、大分市内で分科会と閉会式があり、2日間の日程を終えた。公開授業などを通じ、教科の枠を超えて新聞に親しみ、社会の課題を考える「大分のNIE」を発信した。
 分科会の会場はホルトホール大分、明日香美容文化専門学校、大分銀行宗麟館の3カ所。公開授業、実践発表、特別分科会を前後半に分けて実施した。
 後半、「平和について考え、発信しよう」をテーマにした舞鶴小学校(大分市)の他、判田中学校(同)、大分大学教育学部付属中学校(同)、大分高校(同)の3校も公開授業をした。
 実践発表は日本文理大学付属高校(佐伯市)と尚絅(しょうけい)高校(熊本市)。特別分科会は「主権者教育とNIE」「学校図書館とNIE」「NIEのカリキュラム化」の3テーマで開いた。
 ホルトホール大分で閉会式があり、大会実行委員長の堀泰樹・大分大学教育学部教授(県NIE推進協議会長)が「新聞や記事を教科の目標、狙いとどう融合させていくか、大まかな方向性を見いだせた」と大会を総括。「本大会の後もNIEが根付くよう、実践を継続してほしい」と参加者に呼び掛けた。
 次回大会(2017年8月3、4日、名古屋市)を主管する中日新聞社の矢野博也常務が「大分大会を通じ、NIEにはわくわくと楽しくが不可欠と強く感じた。今大会を参考に、運営準備をしていきたい」とあいさつした。

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