NIEに関する一般記事

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堀泰樹大会実行委員長

参加者と学び合う機会に

 教育に新聞を活用する取り組みの深化、普及を目指す「第21回NIE全国大会大分大会」は4、5の両日、大分市のホルトホール大分、明日香美容文化専門学校、大分銀行宗麟館の3会場で開く。教育界や新聞界など、全国から約1400人が参加。全体会や分科会でNIEの先進事例を共有し、果たすべき役割や進め方を大分から発信する。
 大会は日本新聞協会が主催。県教委と大分市教委が共催し、県NIE推進協議会、大分合同新聞社が運営を主管する。大会スローガンは「新聞でわくわく 社会と向き合うNIE」。九州での開催は2005年の鹿児島県、10年の熊本県に続き3県目。
 NIEとは「教育に新聞を=ニュースペーパー・イン・エデュケーション」の略語。1930年代に米国で始まり、日本では80年代前半から進められた。県内では10年6月に行政や教育関係団体、報道機関などでつくる「県NIE推進協議会」を設立。12年9月に協議会のワーキンググループとして教員の自主研究組織「県NIE実践研究会」が発足し、NIEに取り組む人の輪を広げてきた。
 大分大会実行委員長の堀泰樹・大分大学教育学部教授は「子どもたちや教員が夢中になって取り組める、新聞を使った授業づくりの在り方や、社会と向き合うためにどんな手だてや工夫が必要になるのか、参加者と一緒に考えたい。新聞を読むことを日常生活に位置付け、楽しさと社会に向き合うことを両方実現させることを学び合う大会にしたい」と意気込んでいる。

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